世界に出会えるオセアニア大学留学

オーストラリア大学留学体験談

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幼いころに培った英語力をさらに伸ばすため、留学の道へ。

和やかな雰囲気で早朝と夜にリスナーさんの耳を訪れています。ラジオDJと愉快な仲間たちは生活の一部。

参加コース:オーストラリア大学留学プログラム
留学期間:2012年5月〜
留学先:クイーンズランド大学
専攻:ジャーナリズム・政治

都立高校を卒業後、2012年5月からクイーンズランド大学ファンデーション(May Ex-pressコース)に入学。その後、2013年2月から同大学でBachelor of Journalismを専攻



ラジオのMCやテレビ制作。学校でも課外でも、情報収集は欠かせません!

2015年開催のアジアカップオーストラリア大会委員、ブラウン社長と。ソーシャルメディアやラジオを駆使して宣伝活動をします。

May Groupは皆仲良しで、卒業した今でも大学でピクニックを開催することもしばしば。英語力云々より異常に個性の目立った集団でした。

教授の提案で行った袋跳び大会。実は競技中生徒は周りの驚いた反応を観察し、後ほどゲリラ野外授業についてインタビューをする、というフィールドワークでした。

20歳の誕生日はブリスベンで迎えました!

Q:留学を決めたきっかけを教えてください。

A:幼少時から小学校4年生までオーストラリアに住んでいたことがあったので、日本へ帰国してからもしばらくは英語が話せるということに根拠のない自信を持っていました。ところが、入学した高校はインターナショナルな生徒が多く、入学間もない英語合宿でオーストラリア人の先生から「あなたの英語力ではまだまだ英語圏で通用しない」と言われたのが大きな転換点となりましたね。もっと英語力を高めたい、と思ったきっかけでした。

Q:ファンデーションコースを経ての留学ですが、短期間のファンデーションコースを選択されたのはどうしてですか?

A:半年のファンデーションコースを選択した理由は、5月始まりで、高校の卒業式に出られる、というのが大きかったですね。あとは日本人が少ないと踏んだのと、授業料が短期間ということで抑えられたことから迷わず半年間のMayグループと呼ばれる短期集中コースにしました。

Q:授業内容やクラスメイトの様子はいかがでしたか?

A:英語が母国語であるシンガポールや、香港、台湾、中東アジア系の人を中心に非常にバランスが良かったです。日本人は私を含め4人。授業内容は大学と異なり、5つのコースを20人単位で履修し、ほぼ毎週課題が出されました。課題は通常のFebruaryグループと同じ量を短期間でこなし、同じ内容を履修するので、Mayグループの人は遅くまでファンデーションコースの棟に残って勉強していましたね。成績は大学同様7段階評価です。

Q:ファンデーションコースから現在で住まいは変わりましたか?

A:はい、ファンデーションコースのときはホームステイで、現在はシェアハウスに4人で住んでいます。ドイツ人と中国人の同じ大学に通う友人、妹と私の4人です。ホームステイでは料理がとても美味しくて快適でした。今は、自炊は大変ですが、気ままに暮らしていて、どちらも楽しく過ごせています。

Q:大学ではジャーナリズムを専攻されていますが、その理由は?

A:直感でした。渡豪当初は、広告学に興味を持っていたんです。でも、ファンデーションコースに在籍している時、履修内容を確認していると「方向性がまるで違う」と感じました。ジャーナリズム学科の60%が必修で残りの40%は自由選択していい、という柔軟さに惹かれて専攻学科を変更しました。

Q:のこりの40%で、何を履修されていますか?

A:政治経済学、紛争解決、国際安全保障の勉強など、いろいろ。核兵器との共存について、マルクスが説いたものはなにか、資本主義とは…とか(笑)40%の枠は、その名の通り自由に興味分野を履修しています。

Q:メインのジャーナリズムの授業内容について教えてください。

A:新聞記事を書く練習とか、TV・ラジオ番組を作る練習をしています。情報を集めて、昇華させてニュースにする。写真やビデオを撮って、一連のニュースの流れを作る。この前は、国営局ABCのボイスコーチを相手に聞き取りやすい発声練習をしました。

Q:シェアメイトと一緒に勉強することはありますか?

A:それぞれ考古学と会計学を専攻していて、違う分野なので一緒に勉強する事はありませんが、専攻分野について熱く語り合ったりすることはありますね。主張の食い違いもお互いに批評的であるからで、うちのキッチンは2〜3時間平気で意見の坩堝と化します(笑)違う分野ではあるものの、それぞれ頑張っているので刺激になります。

Q:ジャーナリズムに関連したインターンなどされていますか?

A:ファウンデーションコース在学中からクイーンズランド州のコミュニティラジオのMCなどを担当しています。日本人に向けた情報発信を主としたFM局です。例えば、4月頭の放送では、増税の話や早生まれの話などを紹介しました。大学からはインターンやボランティアに積極的に行け、と言われていたので、続けるのは自然な流れでした。

Q:課外活動はどんなことをされていますか?

A:日本の大学で言うサークルにあたるSocietyと言うグループがあって、ヨガやズンバ、ベジタリアンな食生活を体験できる “Healthy Living” societyや、人道問題に抗議するソサエティなどに参加しています。一番積極的に関わっているのは、大学のテレビ番組のソサエティですね。20分くらいの番組で、編集作業をやっています。インターネット配信もしています。あとは、アルバイトと、ラジオCMの翻訳・再録音作業、それに2015年にオーストラリアで開催されるサッカーアジアカップも地域宣伝大使なんかもしています。

Q:大学留学を考えている方へ、メッセージをお願いします。

A:履修したい科目が決まっている人の方が強い!留学や科目に対して、他人を驚かし動かすほどのパッションを持てるか、という点がとても重要。ファンデーションコースは、個人的に多少緩いと感じましたが、その間にしっかりと主軸を持ち、ビジョンを持つことが大事だと思います。こちらの大学では、就職は卒業後の悩み。まずは、勉強一筋で燃え尽きるくらいのつもりで、大学留学を考えてみるのをお勧めします。