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入学方法

フレキシブルな入学方法

留学生は英語力だけでなく、出⾝国によりそれまでの学習内容などが微妙に異なります。そこで、オーストラリアの⼤学は、さまざまな進学準備コースを設けることにより、仮に英語力や学力が基準に満たない学生であっても、準備コースでしっかりと入学に向けた準備ができる様に体制を整えています。

オーストラリアでは大学入試はなく、入学の合否は全て書類審査で決まります。学歴や成績で入学基準に満たない場合は、ファウンデーションコース、ディプロマなど進学準備コース、英語スコアが入学基準に満たない場合は、大学付属の英語コースを経由して本コースに進学することができます。

英語力はおよその目安として、TOEFL(ibt)で 80~90点以上、 IELTSで6.0〜6.5以上です。ただし、英語力が足りない場合は一定期間、大学付属の英語研修を受けること、学力基準が足りない場合は準備コースを受講することを条件として合格となる「条件付き入学 / パッケージオファー」という方法があります。

高校を卒業後、学力、英語力共に入学基準に達していれば、そのまま大学学部に進学できる場合もあります(全ての大学が認めているわけではありません。)。

大学への入学方法

  1. ファウンデーションコースを経て大学1年に進学
  2. ディプロマコースを経て大学2年生に編入学
  3. 大学に直接入学

Foundation Course ファウンデーション(8カ月~12ケ月)

ファウンデーションとは、大学入学前の留学生を対象に大学が運営する8ヶ月(12ヶ月コースもあり)の 大学入学準備コースです。ファウンデーションでは、大学の授業についていくための基礎学力養成を目的として、論理的思考力やスタディスキル、数学など必須科目と、専攻希望分野での基礎的科目を学びます。ファウンデーション受講中に進学後の専攻を決めることも可能です。日本の高校卒業生には、最も一般的な入学方法となります。

Diploma ディプロマ (8カ月~12カ月)

ファウンデーション同様、ディプロマも大学入学前の留学生を対象にした入学準備コースです。ファウンデーションが、高校3年生レベルを中心にしたカリキュラム内容なのに対し、ディプロマは大学1年生の学習内容に準じています。このため、ディプロマを規定の成績で修了すると、大学2年次に編入できます。ディプロマから大学に編入学すれば、大学に直接入学する場合と同じ期間で卒業ができ、卒業までの費用が抑えられるなどのメリットもあります。

※Diplomaは全ての大学が備えているわけではありません。大学や専攻によってはディプロマからスタートできない場合があります。

Bachelor Degree(3年)(工学部、獣医学部など学部によっては4、5年)

学士号課程:通常日本の4年生大学卒業後に得られる学位

Bachelor Degree (Honours)(Bachelor +1年)

学士修了後に1年間リサーチを追加した学位。Bachelorを優秀な成績で修了した場合に進学することができる。修了後は直接Masterに進学できる。

Postgraduate Certificate(約6ヶ月)

大学院コースの一部で、Masterに直接入学するには過去の履修経歴等が不足する場合、このコースを経由することでMasterあるいはPostgraduate Diplomaへの入学が可能になる場合もある。ただし、日本にはない資格のため、このコースだけを修了しても認知度は低い。

Postgraduate Diploma(通常1年)

Certificate同様、大学院コースの一部。Masterに直接入学するにはGPAなどの成績が若干不足する場合、このコースを経由することでMasterへの入学が可能になる場合もある。ただし、日本にはない資格の為、このコースだけを修了しても認知度は低くMasterへの準備コースとして活用する場合がほとんどである。

Master Degree(1~2年)

修士号の総称。オーストラリアの修士号はCourse Work(コースワーク)と呼ばれる講義履修が主体のものとResearch(リサーチ)と呼ばれるPh.Dと似た研究主体のものがある。
Courseworkは学士号を取得していることが入学条件となり、Researchは学士課程でHonoursに相当する研究課程を終えていることが条件となる。
一般的に日本の大学4年を卒業し、その後Masterに進む場合にはコースワークを勉強する。

Ph.D(3年)

博士号課程。Supervisorとなる指導教授についてリサーチを進める。Honoursもしくは相当する学士号、または修士号を取得していることが入学条件。

条件付き入学

条件付き入学制度とは、ある条件をクリアすることを条件に入学を認めるという制度です。英語力が満たない学生には英語力を一定基準までに高めることを条件とする入学許可書、まだ在学中の場合は、高校や大学を卒業することを条件とした入学許可書、学力が基準に満たない学生にはファウンデーションやディプロマを修了することを条件とする入学許可書を発行します。英語と学力の両方が満たない学生には、両方に条件を付けた入学許可書になります。これにより、どんな学生でも出発前には大学までの入学許可書を取得してから渡航することができるのです。

大学の合否は出願してから2~3ヶ月かかることもあり、全ての条件がそろってから出願していると手続きが間に合わなくなってしまう場合があります。 そのため、まだ英語のスコアが基準に達していなかったり、高校・大学を卒業していなくてもそろえられる限りの書類を整えて出願し「条件付き」の合格をもらっておく方が、その後の手続きもスムーズです。

パッケージオファー

パッケージオファーとは、大学の条件付き合格に所定の英語コースやファウンデーション、ディプロマなどを付けることで「英語コース+大学」や「進学コース+大学」、と複数のコースの合格通知を出してもらうことです。これにより、出願者は大学修了までの入学許可書を入手でき、学生ビザも大学卒業分まで入手することが出来ます。 また、大学が指定する英語コースであれば、そのコース履修終了時に規定の成績を修めればIELTSやTOEFLなど本コースの入学基準に必要な英語スコアを取得しなくても大学に進むことができるのもメリットです。