留学とは「経験すること」。どこにいても、自分から行動しなければ何も変わらない

参加コース:オーストラリア大学留学プログラム
留学期間:2011年2月〜
留学先:ディーキン大学(メルボルン)
専攻:小学校教育

オーストラリアの高校を卒業後、ディーキン大学に直接入学し、小学校教育を専攻。大学卒業後は日本で教員免許を取得する予定。

職業経験、実務経験が重視されるオーストラリアの大学

Q:留学のきっかけを教えてください。

A:留学のきっかけは、中学生の頃に2週間短期留学を体験したことでした。通っていた中学校の姉妹校がアメリカ・ユタ州にあり、そこへ中学校3年の夏に2週間短期留学をしました。その時に体験した異国での生活や、違う言語で人と通じ合うということが大変面白く感じ、海外に出てみたいと思ったことがきっかけです。ちょうど進路の最終決定をする時でしたので、短期留学から帰ってすぐに海外の高校に行くことを決断しました。

Q:留学先の都市はどんなところですか? 特徴や気に入っている点を教えてください。

A:メルボルンはとても穏やかなところでのんびりしています。たくさんの緑や歴史ある建造物などに囲まれ、とても外観がきれいです。カフェが充実しているところも気に入っています。

Q:ディーキン大学を選んだ理由を教えてください。

A:今まで住んでいた場所から近かったことや、その大学が私が通っている学部にとても力を入れていてビクトリア州の中でも有名だったこと、留学生の数やサポートなどを重視しました。

Q:ディーキン大学の特徴、気に入っている点を教えてください。

A:大学の特徴として留学生へのサポートが充実していることが挙げられます。勉学だけでなく課外活動にも力を入れていて、それらの行事に誰でも気軽に参加できることが学校生活を彩ってくれていると感じます。また、Burwood キャンパスの周辺は都会過ぎず田舎過ぎず、交通網も発達している過ごしやすい環境です。

Q:大学での専攻を教えてください。その専攻を選んだ理由は?

A:大学での専攻は小学校教育です。留学当初から、教育に関する職業に就きたいと考えており、スキーインストラクターやメルボルンでの日本語学校小学生のアシスタントをした経験からこの専攻を選びました。

Q:具体的な科目にはどんなものがありますか?

A:1年度の科目は理科基礎、物理基礎、数学基礎、図形基礎、絵本の本意、新しい時代のコミュニケーションとメディアなどが必ず取らなければいけない科目で、自由科目には中国語をとりました。

Q:苦労した課題などはありますか?

A:課題は常に苦労しています。楽にできた課題など一つもなく、どれも多大な量のリサーチと参考文献を読むのに苦労します。逆にグループでやる課題の方が楽だと感じます。

Q:キャンパスライフをどのように楽しんでいますか?

A:キャンパスライフは基本的に勉強が主になります。その同じ授業や同じ学科のグループの人で学校に泊まり込んで話しながら勉強するのが非常に楽しいです。その他の活動は基本的に大学外での飲み会やパーティー、スポーツなどを楽しんでいます。

Q:留学によって、何を得たとお考えですか?

A:私にとって留学はとても大きな経験になり、いろいろな事を身につけられたと思っています。けれども今現在、それは「これ」という形ではっきりと目に見えるものではありません。英語が喋れるようになった、世界中に友達ができた、積極的になれたということを感じますが、留学したことによって自分自身が大きく変わったということはないと思います。大学に行けば自分の英語の拙さに悔しい思いをしたり、今だに人種の壁にぶつかったり、日本にいたころのまま、プレゼンテーションが苦手な臆病な自分だと感じています。留学して何かを得たというよりは、留学しようと思ってからそれを実行して現地になじんでいくという、その行動や努力から自分は何かを得たのではないかと思っています。

Q:大学卒業後の進路については、どうお考えですか?

A:大学卒業後は、1年間英語を生かした職に就き、働きながら通信教育に通って日本の教育免許を取得し、教師の職に応募したいと考えています。

Q:オーストラリア大学留学を目指す人たちにアドバイスをお願いします。

A:私にとって留学とは経験です。留学したことによって身についたことは大きいと感じていますが、日本にいてもどこにいても自分自身が自ら学びに行くことが大切だと考えています。「留学した、する」ということを深くとらえず、自分がこれからどうしたいか、そのためにどうするかで動くといいと思います。私自身「留学」に期待を持ちすぎていて、どこにいても自ら動かなければ何も変わらないと感じています。


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