将来は発展途上国に関わる仕事がしたいので「国際関係学」と「文化人類学」を勉強中

参加コース:オーストラリア大学留学プログラム
留学期間:2009年8月〜留学中
留学先:オーストラリア国立大学(ANU)

英語コース、ファンデーションコースを経て、大学に入学

Q:留学のきっかけは?

A:興味のある仕事には英語を話せることが不可欠だったので、英語をものにすることが目的でした。

Q:留学先にオーストラリアを選んだのはなぜですか?

A:時差が2時間(キャンベラの場合)で比較的安全、ほかの国に比べると費用が安い、天候がいいことなどが理由です。知り合いがシドニーで勉強しており、その人から聞く話が魅力的であったことも大きい理由です。

Q:キャンベラはどんなところですか?

A:キャンベラはオーストラリアの首都であるものの、シドニーやブリスベンのように大きく混雑した都市ではありません。人工的に計画され作られた町並みは緑が多く、とても閑静で広々と美しいです。遊ぶところは少なく、日本人もほかの大都市に比べると少ない印象があります。その点では非常に勉強に適していると言えます。

Q:ANUを選んだ理由を教えてください。

A:ICCのアドバイザーの方から国際関係学が有名だと聞き、難しいのは承知の上で挑戦してみようと思いました。また、シドニーなどのように誘惑があり過ぎる都市では、勉強の妨げになると考えたためです。日本で受けたTOEFLの点数が低かっため、ANU collegeで英語コースをしたのちにファンデーションを終了して、ANUに入学しました。

Q:大学の特徴、気に入っている点は?

A:国の名前を背負った大学なだけあり、国内生、留学生問わず、勉強に熱心な生徒がとても多く非常に刺激的です。大きい都市ではないので、生徒同士の距離も他の大学に比べて近いのかなと思います。真面目に勉強する時はして、遊ぶ時は全力で遊ぶという切り替えも好きです。

Q:留学してカルチャーショックを受けたことはありますか?

A:オーストラリアは多文化な国なので、さまざまな異文化を体験できます。カルチャーショックを受けるのは、無意識に染み付いた自分の中にある日本文化に気づいた瞬間です。言語の問題ではない部分でコミュニケーションがうまくいかなかったり、理解できない部分があった時、掘り下げてみると、その原因は日本文化が反映した考え方にあったと気づいて、衝撃を受けました。オーストラリアにきて、より日本のことや日本人としての自分自身のことを学んでいる気がします。

Q:大学での専攻を教えてください。その専攻を選んだ理由は?

A:将来、発展途上国のお手伝いを仕事にしたいという漠然な思いから、その国の情勢や政治を知っている必要があるだろうという理由で「国際関係学」「文化人類学」を選びました。

Q:具体的な科目にはどんなものがありますか?

A:1年生の科目は基本的なものなので「Introduction〜」という科目が多いです。国際関係学の科目では「Introduction to International Relations」とか、文化人類学では「Glocal and local」という科目がありました。

Q:印象に残っている授業とその魅力を教えてください。

A:「Anthropology」という文化人類学の授業を非常に楽しんでいます。印象に残っているのはNew Social Mediaをテーマにした授業でした。「YoutubeやFacebookは人々にとってどのような存在なのか」「そこにある問題点や利点は?」など、身近なテーマをAnthropologyの視点で勉強しました。今まで考えてもみなかった視点がとても興味深く「世界は見る角度次第なんだなぁ」と思いました。

Q:滞在方法を教えてください。

A:大学から徒歩2分の寮に住んでいます。1人部屋で、キッチン、バスルーム付き。2週間で家賃が550ドルとかなり高めですが、何をするにもとても便利だし、友達もたくさんいる場所なので気に入っています。その前はオーストラリア人のホストファミリーと暮らしていました。

Q:留学経験は、ご自身の価値観にどのように影響していると思いますか?

A:自分の価値観に柔軟性が出たと思います。「当たり前」や「正しい、正しくない」の曖昧さ、共感はできなくても理解する姿勢などを学んだ気がします。

Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。

A:発展途上国を何らかの形で手伝う仕事をできたらと思っています。

Q:オーストラリア大学留学を目指す人たちにアドバイスをお願いします。

A:リスニングやスピーキングはオーストラリアに来てから少しずつ慣れますが、日本にいる間語彙力を伸ばしておくといいと思います。どこにいても、何を学ぶか、どう成長するかなどは自分次第なのだと思いますが、時には思い切りも大切。自分革命を起こしてみるもいいかもしれません。支えてくれる人たちに感謝を忘れずに、お互い頑張りましょう!


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