大学の学科に「ホテル科」があるオーストラリア
将来ホテルで働きたい私に適していました

留学期間:2004年7月〜留学中
留学先:グリフィス大学(オーストラリア・ブリスベン

オーストラリア・メルボルンでの高校留学を経て、ディプロマコースを経由し、グリフィス大学に入学。ディプロマコースではHotel Managementを専攻。今年の2月からグリフィス大学の2年に入り、Bachelor of Businessのホテルツーリズムを勉強している。

留学先では、自分に厳しくできる友人と一緒にいることが大切

学校の寮です

Foundation Studiesのチュートリアルの先生です

Q:高校留学を決意したきっかけを教えてください

A:高校留学を決意したきっかけは、単に日本の高校に飽きてきたからでした。昔から両親が私に留学を進めていたのもあって、「留学がしたい」と言ってから留学決定まではとても早かったと思います

Q:オーストラリアを選んだ理由は?

A:父の友人がオーストラリアにいたのと、イギリスに比べて物価が安く、アメリカに比べて比較的平和だからです。でもぶっちゃけた話、実は日本から出られるならどこでも良かったので…、あまり深く悩んでません。

Q:高校留学時代の思い出は?

A:ホームシックにかかったことはありませんが、やはりホストファミリーとの関係が一番大変だと思います。ホストと言っても、皆が皆、留学生を親切にもてなしてくれるわけではありませんし、文化が違えば考えも違いますから、自分に合うホストはなかなか見つけられません。でも、ホストと多くの時間を共有することで得られるものもたくさんあり、本当の家族のように接することもできるようになります。また積極的に学校行事に参加することで、留学生と現地の生徒との壁を乗り越えられ、留学生活をより一層楽しめると思います。私が通っていた高校は先生と生徒の仲が良かったですね。留学生が少なかったので、先生方が良く気を使ってくださったのもありがたく思っています。

Q:友達を作るために努力したことは何かありますか?

A:努力してません(笑)。友達を作るというより、先生たちと友達になる方が好きだったので、これと言って友達を作ろうと努力したことはありませんでした。普通に話す程度ならば誰とでも話せました。私にとって友達とはお互いを高めあう存在で、常につるむための友人を作ろうとは思いません。留学生活では親の目が届かないため、どうしても生活が堕落してしまうので、自分に厳しくできる人と一緒にいることは大事だと思います。

Q:高校卒業後、現地に残って大学進学しようと思った理由は?

A:母の陰謀です(笑)。本当は日本の大学に進学したかったのですが、日本の大学だと、入ったら勉強せずに遊びそうでしたし…。両親は私をオーストラリアに残すことで、いつでもオーストラリアに遊びに行けるきっかけを作りたかったのかも知れません。オーストラリアでは、大学のひとつの学科として「ホテル科」があるので、将来ホテルで働きたいと思っている私にもメリットはありました。

Q:ホテルマネジメントを勉強しようと思ったのはなぜ?

A:兄の影響です。兄は東京にあるホテル専門学校に行っていました。兄の働いている姿は見たことがありませんが、学校の説明会で行ったホテルの制服や立ち振る舞いに、すごく憧れたのを覚えています。

Q:ディプロマコースで印象に残っている授業は?

A:アカデミックスキルズです。これが全ての教科の基礎なので、メチャメチャ時間を必要としますが、難しくはありませんでした。簡単なのに時間をふんだんに使う教科が私は好きではないので、嫌でも印象に残っています。

Q:今年から学部に入られたそうですが、ディプロマと違うところはどんな点ですか?

A:専攻はホテルマネージメントです。ディプロマと違うところは…、深いです。例えばディプロマで100ワードで説明したことを、バチェラーでは1000ワードで説明する感じです。

Q:生活の1日のスケジュールを教えてください。

A:とりあえず毎朝6時には起きます。月曜日と金曜日は朝の8時から講義なので、それに合わせて生活習慣を整えています。本当は1教科につき、1週間に最低10時間は勉強しないといけないみたいです。でも、そんなに勉強が好きではないので、とりあえず予習と復習、宿題だけは完璧にしています。特に予習はやらないといけない…と言うか、大学ではやって当然のものなので、やらないと授業についていけません。

Q:自分を律していることは何かありますか?

A:人間誰でも落ち込みます。悩みます。大きな事から些細なことまで…、人によって内容は違いますけど。私はいつも「自分に甘えるな」と言い聞かせてきました。つらかったり、嫌になったら、泣いても誰かに頼っても良いんです。でも結局は自分で解決しない限り、いつまで経っても問題を乗り越えられないと思っています。
オーストラリアには私の意志で来ました。滞在が長引いているのは親の陰謀であったとしても、大学で勉強しているのは私の意志であり、両親には経済面で感謝しきれないほどの援助をしてもらっています。なので両親のためにも、そして自分の将来のためにも、どんなことがあってもできる限りの努力をして、自分を強く保とうと思っています。

Q:高校留学、大学留学を目指す人たちにアドバイスをお願いします

A:大事なのは留学することではなく、留学して何を得るかです。それを忘れないこと。そして、誰のための留学なのかを、いつも忘れないでいてほしいです。


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